スウェーデンおじさんのこだわり③〜外国人とのシェアハウス記録inオランダ〜
※①から読んでいただけるとより楽しんでいただけると思います!
littlegirlbigworld.hatenablog.com
私達が当時住んでいた家は住宅街にある10階建の建物の9階にあった。
周りには同じマンションの別棟が2軒。
セキュリティは1階のオートロック、各フロアのオートロック、そして各自の部屋の鍵という3段階で守られていた。
それとは別に、建物の外に備え付けられた非常口につながるドアが各フロアにあったのだが、そのドアは内側にしかドアノブがなく、外からは絶対にあけられないようになっていた。
説明は長くなったが要するに普通に暮らす分には、住人も多くセキュリティや環境も良い安全な物件だった。
それを踏まえ、ベルギー兄さんは非常口のドアに何かを咬ませ、少しあけた状態で出て行きたいと申し出たのだった。
[Nijmegen/オランダ]
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それに一番反発したのが非常階段から一番離れた部屋に住むスウェーデンおじさんだった。
「鍵は首からぶら下げなさい。」
この一点張りである。
スウェーデンおじさんの主張は「セキュリティ上、鍵を開けっ放しで出て行くのは危険だ。」という事だったと思う。
その点は私も賛成だったがスウェーデンおじさんの意見は何だか核心を突かない。
諭すようにずっと鍵を首からぶら下げる事のメリットについて説明している。
私が夜更かしをする事が多かったので兄さん帰宅時に鍵を開けてあげる提案をしても、ベルギー兄さんが譲歩しても聞き入れない。
「とにかく鍵は首からかける」で決めたスウェーデンおじさんはひたすらその説明を続ける。
誰も止められない。会話にならない。
スウェーデンおじさんのこだわりの片鱗が見えた出来事だった。
[NIjmegen/オランダ]
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