ロシア人美女の正体 前編
一昨年の11月、ロシアに行きました。
一応ロシア対応のSIMカードだけは用意し、到着したものの
ノープラン。
ホテルは2人で5泊20,275円。
安くて便利そうな場所をなんとなく予約したので、
どこに立地しているかはイマイチ把握していませんでした。
到着は夜。
飛行場から、市街地まで「たぶん」これだろうというバス(ちょっと大きめのワゴン車)
にぎゅうぎゅうで乗り込み、「たぶん」ここだろうというバス停で降りました。
道端。
本当に幹線道路みたいなところに降ろされました。
目の前にあるのは、4車線ほどある広い道路と、薄暗い外灯のみ。
しかも目的地はどうやら反対方面。
死ぬ。
と思いながら意を決して、道の反対側まで猛ダッシュ。
スーツケースのコマが外れるかと思いました。
なんとか死なずに道を渡れましたが、待ち構えていたのは反り立つ壁…
かと思うほどの急な上り坂。
もうへとへとです。
真っ暗な住宅街を歩いていましたが、
周りには人の気配すらなく、家の中も静まり返っています。
この街には狼人間が出るので、この時間は息をひそめないといけない
暗黙のルールでもあるのか…
などとしょうもない妄想を膨らませながら目的地であろう方向に歩きましたが、
まあたどり着かない。
さすがに身の危険を感じていた時でした。
突然女性が現れ、声をかけてきたのです。
続く